Title: ワインの世界史
Author: 山本博 Start date: 2021-12-22
- 古代日本ではワインはつくられていなかった
- 古代日本人は酒飲み(魏志倭人伝・後漢書)
- 酒を作った跡はあるが、ワインはできない
- ワインのものになるブドウは見つかっていないため
- ヤマブドウはあったが、ワインにはならない
- 糖度の問題
- 搾汁の問題
- 水がかんたんに得られるからわざわざブドウからワインを作る必要がない
- 穀物から作った酒は繰り返し醸造できるが、果実酒はできない
- 野生のブドウは雌雄異株(イチョウと同じ!)
- ワインの発見と土器の発明は同時期
- 水を運ぶ容器を作る→液体を保存する→ワインができるの流れか?
- 資料で裏付けできる最初のワインを飲んだ人はシュメール人
- ギルガメッシュ物語
- 人類が初めてワインを作った場所はメソポタミア
- ワイン文化の発達はエジプトや東地中海
- エジプトは砂漠に囲まれているが肥沃な土地
- ナイル川によるもの
- ラムセス3世がブドウを栽培した記述
- エジプト人は機械で圧搾はしなかった
- 足で踏む→袋に入れて捻る
- ギリシャ人はテコの原理で圧搾した
- 古代のワインはどぶろくのようなもの
- 圧搾・濾過・搾汁の技術が進歩して今日のワインのようになった
- アンフォラ(ワインを熟成させる甕(かめ))には、醸造責任者などが記述
- エジプトではワインは支配者階級の飲み物
- 庶民はビールを飲んだ
- ディオニュソスーバッカスのギリシャでの読み方
- 不死の神であり、農耕・樹木神であり、ブドウ栽培酒造技術の創始者
- この神が酒の神になったイカリアでのディオニュソス祭
- 「処女も人妻も含めて老若の女が家事を放り投げ、標高二千四百メートルもあるパルナソス山に登り、背に負った皮袋のワインを飲み、すべてを忘れて山野をさまよい乱舞する。途中で出会った羊や鹿を八つ裂きにして、生血を啜り生肉を喰べるというおそろしいものだった。」
- ギリシャ文明でのワインの飲まれ方
- ギリシャ古代神話と伝説の時代
- 後期の庶民層
- 祝祭が大きく関係
- 後期の知識人層
- プラトンの饗宴(シンポジウム)
- 食事を済ませた後で,長椅子に寝そべりワインを飲みながら高尚な議論をする
- プラトンの饗宴(シンポジウム)