book 目次

第1部 なぜ学ぶのかに立ち返ろう

  • 第1章 志を立てる
    • 技法1 学びの動機づけマップ
      • 自分がなぜ学ぼうと思ったのかについて書き起こしてみる
      • 動機を明確にすることによって、モチベーションを維持しやすくする
  • 第2章 目標を描く
    • 技法2 学びの出発点を見極める「可能の階梯」
      • 自分の学びたいものに対し、自分がどの程度知っているのか見極める
    • 技法3 学びの地図を自分で描く「学習ルートマップ」
      • 現状と目標を記した地図を作り、少しずつ改変しながら辿る
  • 第3章 動機付けを高める
    • 技法4 未来のミニチュアを組み立てる「1/100プランニング」
      • 実現したいことを数値化し、その100分の1単位を目標として取り組む
    • 技法5 重い腰を蹴っ飛ばす「2ミニッツ・スターター」
      • タイマーをセットしてまず2分間取り組む
  • 第4章 時間を確保する
    • 技法6 自分も知らない自分の行動を知る「行動記録表」
      • 予定と実際の行動を比較して、自分の行動を把握する
    • 技法7 クズ時間を生まれ変わらせる錬金術「グレー時間クレンジング」
      • 24時間の行動が書き込める表を用意し、時間ごとに行動を書き込む
      • 時間ごとに自由度を評価、自由度ごとにできそうな学習法を考える
    • 技法8 打ち込むためにトマトを回せ「ポモドーロ・テクニック」
      • 作業25分休憩5分 4セットごとに30分の休憩
  • 第5章 継続する
    • 技法9 怠けることに失敗する「逆説プランニング」
      • 実現したい無理目の目標を立てて、最小単位を考えて末尾に~しないとつける
      • 逆説目標を失敗する(計画倒れに失敗=目標達成)
    • 技法10 日課を習慣の苗床にする「習慣レバレッジ」
      • 足がかりとなる習慣を選ぶ
      • 足がかりの習慣の直前・直後に新しい習慣を行う
      • ↑を繰り返し、少しずつ重い習慣に変えていく
    • 技法11 やめられない、続かないを資源にする「行動デザインシート」
      • 増やしたい・減らしたい行動をターゲット行動、この行動の邪魔になっているものをライバル行動とする
      • 表を作り、ターゲット行動・ライバル行動を評価する
    • 技法12 独学の進捗と現在地を知る「ラーニングログ」
      • ラーニングログを用意し、学習目標を記入
      • 学習したら記録、定期的にログを読み返す、を徹底する
  • 第6章 環境を作る
    • 技法13 他人は意志にまさる「ゲートキーパー」
      • 来週までにやるべき事項を書き出し、繰り返し合う人に渡す
      • 賞罰を設定しても良い
      • 人の目があることによって、サボらなくなる
    • 技法14 会えない者を師と仰ぐ「私淑」
      • 会えない人を師匠とする
    • 技法15 共に読むことが開く知的共同体「会読」
      • 人を集め、特定の本を読んで内容を共有する

第2部 何を学べばよいかを見つけよう

  • 第7章 知りたいことを発見する
    • 技法16 脳内知識の棚卸し「カルテ・クセジュ」
      • 自分の知っているものと知らないものを明確にし、知りたい・知るべきもののマップを作る
    • 技法17 古代弁論術に始まる自己問答「ラミのトポス」
      • 自分が知りたいことについて自問自答する
    • 技法18 知的多角測量法「NDCトラバース」
      • 自分の知りたいトピックを様々な分野で検索する
  • 第8章 資料を探し出す
    • 技法19 思い付きの検索を卒業する「検索語みがき」
      • 辞書を引いて検索に使う言葉を収集する
    • 技法20 知の分類の航海術「シネクドキ探索」
      • 知りたい項目の上位階層を洗い出し、その概念を使って探索をする
    • 技法21 巨人の肩によじのぼる「文献たぐりよせ」
      • 起点となる文献から多くの文献を集める
        • 引用文献たぐりよせ
        • 非引用文献たぐりよせ
        • 著者名たぐりよせ
    • 技法22 調べものの航海日誌「リサーチログ」
      • テーマについて調べて表にする
      • わからないことを繰り返し調べて記す
  • 第9章 知識への扉を使う
    • 運に頼らない本の選び方
      • 辞典・書誌・教科書・書籍・雑誌記事
    • 技法23 第1のレファレンスツール「事典」可能性としての博識
      • 辞典を探してそれで調べる
      • まずは百科事典で調べる
    • 辞典の種類
      • 専門辞典
      • 辞典に類似するレファレンスツール
      • 専門辞典の横断検索ツール
        • The master index to subject encyclopedias
        • User guide, review cituations, and keyword index
        • コトバンク
        • Weblio
        • ジャパンナレッジ
    • 辞典の探し方
      • 図書館の参考図書コーナーへ行く
      • シネクドキ探索を使う
      • 参考図書の解説本を調べる
    • 辞書の調べ方
      • 索引引き
      • 全文検索よみ
      • 複数辞典併せ読み
      • 串刺し検索よみ
      • たどり読み
      • 書誌として読む
    • 技法24 第2のレファレンスツール「書誌」調査の達人からの贈り物
      • 辞典で予備調査
      • 書誌で検索
    • 書誌の種類
    • 技法25 第3のレファレンスツール「教科書」入門書・事典・書誌を兼ねた独学者の友
      • 利用できる教科書を探す
    • 教科書の種類
      • 英語の大学教科書の翻訳版
      • 日本の大学教科書
        • やわらかアカデミズム
        • 有斐閣アルマ
        • 学ぶ人のために
    • 技法26 欲しい書物と出会う技術「書籍探索」
      • 検索キーワードから探す
        • オンラインストア
        • OPAC
      • 分野から探す
        • 書店、図書館
        • 書誌
      • 偶然の出会いを求める
      • レファレンスカウンターで相談する
    • 技法27 知の最前線に向かう「雑誌記事(論文)調査」
      • 検索キーワードから探す
      • 分野から探す
      • 論文書誌データから探す
        • Google Scholar
        • 国立国会図書館サーチ
        • DBLP
        • PubMed
        • MathSciNet
        • ADS
        • Web of Science
  • 第10章 集めた資料を整理する
    • 技法28 多くの文献を一望化する「目次マトリクス」
      • 複数の文献の目次や章ごとの要約を表にする
      • 複数の本の内容と構成を一望化できるようにする
    • 技法29 文献のネットワークを掌握する「引用マトリクス」
      • 集めた文献と引用文献との関係を表にする
    • 技法30 文献の群れを貫通して読む「要素マトリクス」
      • 文献を年代順に並べ、要素を埋めて表にする
      • テーマ全体の傾向や時代の移り変わりなどがわかる
  • 第11章 情報を吟味する
    • 技法31 デマの矛盾をあぶり出す「タイム・スケール・マトリクス」
      • 過去・現在・未来、上位・同位・下位からなるマトリクスから矛盾を導き出す
    • 技法32 トンデモ主張を暴き出す「4分割表」
      • XならばYの形にした命題を表にする
      • 因果関係や事実を浮き彫りにする
    • 技法33 主張の根拠を掘り起こす「トゥールミン・モデル」
      • 事実と主張の間の道筋を明らかにする

第3部 どのように学べばよいかを知ろう

  • 第12章 読む
  • 速読 Rapid Reading
    • 技法34 知らずに使っている最速の読書法「転読Flipping」
      • ページに目を落としたままできるだけ早くページをめくる
      • 読みたい箇所を見つけるときなどに使う
    • 技法35 必要なものだけを読み取る「掬読Skimming」
      • 序論→結論の順番で読む
      • 必要な部分だけ読むことができる
    • 技法36 文献と対話する「問読Q&A Reading」
      • 文献の章見出しを拾い出し、問の形に変換する
      • 章や見出し以下の文中に、問の答えを探す
      • 問に答えて要約を作る
    • 技法37 決まった時間で読み終える「限読Timed Reading」
      • 時間を設定し、その時間内で書物を読む
      • 読み終えなかった場合は次の日に回す
  • 平読 Plain Reading
    • 技法38 読書技術の静かな革命「黙読Silent Reading」
      • 声を出さずに読む
    • 技法39 身体に刻む読書の原初形態「音読Reading Aloud」
      • 声に出して読む
    • 技法40 読み手を導く読書の手すり「指読Pointing Reading」
      • 指でたどりながら読む
  • 精読 Close Reading
    • 技法41 読むことを考えることに接続する「刻読Marked Reading」
      • 読みながら必要なところにしるしを残し、後で読み返す
    • 技法42 精緻に読むことに引き込む読書の補助輪「段落要約Paragraph Summarizing」
      • 1段落ごとに要約文を作る
      • 文書の概観と理解度のチェックができる
    • 技法43 難所を越えるための認知資源を調達する「筆写Scribing」
      • テキストを少し読み、記憶してから書き写す
      • テキストに注意を向け、理解度を上げることができる
    • 技法44 すべての読書技術で挑む精読の到達点「注釈Annotating」
      • テキストの重要な箇所・注意スべき箇所に注釈を入れる
    • 技法45 思考訓練としての訳読「鈴木式6分割ノート」
      • ノートを6分割して内容を埋める
    • 技法46 逆境を乗り越える要約注釈術「レーニンノート」
      • 文献の余白にコメントを書き込む
  • 第13章 覚える
    • 技法47 記憶法のコーディネートでメタ記憶を鍛える「記憶法マッチング」
      • 覚えたいことに対し、覚えるメリット・覚えないデメリットを書き出す
      • 最適な記憶法を選んで試す
    • 技法48 記憶障害の臨床でも用いられる文章記憶法「PQRST法」
      • 覚えたい事項に対し、予習・質問・精読・自己暗唱・テストの順にやる
    • 技法49 学習前後に描くことで準備する/定着する「プレマップ&ポストマップ」
      • 学習の前と後に、知っていることと理解していることを図にして書き出す
    • 技法50 古代ギリシア発祥のイメージ技法「記憶術(ニーモニクス)」
      • 覚えたいものと鍵を結びつける
    • 技法51 復習をモジュール化する記憶マネジメント法「35ミニッツ・モジュール」
      • 35分1セットで学習する
  • 第14章 わからないを克服する
    • 技法52 思考の過程を声にする「シンクアラウドThink Aloud」
      • 問題を解きながら考えていることを声に出す
      • 録音結果を聞き直してメモする
    • 技法53 わからなくても迷わない「わからないルートマップ」
      • わからない状態がどの段階にいるかを確認する
    • 技法54 解いた自分を資源とする「違う解き方」
      • 一度問題を解き、もう一度時間制限を短くし、考えを実況しながら解く
  • 第15章 自分の独学法を生み出す
    • 技法55 自分という学習資源「メタノート」
      • 専用のノートを用意し、気づいたことを記録する

TDU 電子ジャーナル https://tdu-lib.mrcl.dendai.ac.jp/?page_id=119 データベースリンク https://tdu-lib.mrcl.dendai.ac.jp/?page_id=120

|技法|かかる時間|必要なもの|重要度|優先度| |—|—|—|—|—|—| |1|15min|紙|high|high| |2|5min|紙|med|high| |3|5min +|紙|med|med| |4|var|課題|high|med| |5|2min ~|タイマー|high|med| |6|5min ~ 1week|紙|high|high| |7|10min ~ 1week|紙|high|high| |8|25min ~|タイマー|high|med| |9|5min +||med|med| |10|5min +||med|med| |11|15min ~|紙|med-high|med-high| |12|5min +|紙|med-high|med-high| |13|5min +|紙 人|med-high|med| |14|30min ~||low|low| |15|30min ~|本 人|med|med| |16|30min ~|紙|high|med-high| |17|30min ~|紙|med-high|med| |18|30min ~||med|med| |19|30min ~||med-high|med| |20|30min ~||med-high|med| |21|30min ~||high|med-high| |22|30min ~||med-high|med| |23|5min ~||med|med| |24|5min ~||med|med| |25|5min ~||med|med| |26|5min ~||med|med| |27|5min ~||med-high|med-high| |28|30min ~||med-high|med-high| |29|30min ~||med-high|med-high| |30|30min ~||med-high|med-high| |31|5min ~||low|low| |32|5min ~||low|low| |33|5min ~||low|low| |34|5min ~||low|low| |35|5min ~||high|med| |36|30min ~||med-high|low-med| |37|5min ~||low|low| |38|5min ~||low|low| |39|5min ~||low|low| |40|5min ~||low|low| |41|5min ~||low|low| |42|30min ~||med|med| |43|30min ~||med|med| |44|30min ~||med|med| |45|30min ~||low|low| |46|30min ~||low|low| |47|5min ~||low|low| |48|15min ~||med-high|med| |49|15min ~||med|med| |50|5min ~||low|low| |51|5min ~||med|med| |52|5min ~||low|low| |53|5min ~||low|low| |54|5min ~||low|low| |55|5min ~||low|low|