機能同一性

真贋より機能・質の同等性を重視する哲学的立場。機能・質が同等であれば本物と同等とみなす。

因果的連続性がある複製は両方本物であり、どちらが本物かの証明は原理的に不可能であるため、区別自体が無意味という結論に着地する。ただし情報からの再構築は因果連鎖が断絶しており、模倣に過ぎない。統計的・機能的に区別不可能なレベルに達した場合は認める余地あり。

デカルトの懐疑やパーフィットの個人同一性論と接続するが、確実性を求めず「区別が無意味」という結論で着地する点が独特。